2016/10/25

アスベスト調査

アスベストは石綿のことを指し天然の鉱石で無機繊維状の鉱物です。
繊維1本の直径は髪の毛の5千分の1程度で、耐久性や耐薬品、電気絶縁性に優れています。
安価でもありこれまでに建築資材や電気製品、自動車その他の製品に用いられて来ました。

 

しかしこれが空中に飛散して人がそれを人体内部に吸入すると肺がんを引き起こすことが明らかになり、もの言わず命をむしばんで行く危険な素材であることが判明しました。

 

古代エジプトの時代からミイラを包む素材として使われて来たり、中国でも火で洗える布として珍重されて来た経緯があります。
国内においては江戸時代に埼玉県において発見された記録もあり現物も残されています。

 

20世紀に入ってから建物の断熱材や鉄骨の梁に被覆して防火材、機械における摩擦防止などに多く使われて来ました。
1970年になってこれが人体に有害であることがわかり問題になり製造禁止になりました。
従ってグラスウールやロックウールといった断熱材のみが使われるようになり、建物解体時に飛散する可能性から図面等と併せて調査を行った上で特別な作業を要するようになり、特別産業廃棄物にも指定されました。

 

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