塗装の種類で保ちも変化する
塗装には大きく分けて4つの種類があります。
どの塗装を選ぶかによって
価格や耐用年数が大きく変わってしまいます。
耐用年数が短いと、いくら価格自体が安いものを選んだとしても、
工事費などで結局は費用が高くなってしまいます。
そこで今回は、塗装ごとの機能と耐久性についてご説明いたします。
・アクリル系塗料
前述した4つの中で最も低価格な点が特徴的です。
これに加えて、発色も優れていて、重ね塗りなどにも用いられます。
ただ、紫外線に弱く、長くて6~8年ほどしか保ちません。
したがって、こまめに塗り替える必要があります。
・ウレタン系塗料
万能塗料とも呼ばれ、木質や塩ビ製雨桶などの細かい箇所の塗装に適しています。
しかし、変色しやすい点や汚れやすいというデメリットがあります。
このウレタン系塗料は6~10年も保つので、あまり特殊な環境でない方の場合にはお勧めです。
・シリコン系塗料
アクリル系塗料の一種で、外壁塗装に使われる塗料の中では最もコストパフォーマンスが良いとされています。
耐用年数も8~15年保ち、ウレタン系塗料と比べ、汚れにくいことも特徴です。
ただ、基本的には耐久力に優れているのですが、他の塗料と比べてひび割れを起こしやすいことがデメリットとして挙げられます。
・フッ素系塗料
最大の特徴は、耐用年数が12~20年という圧倒的な耐久力です。
しかし、価格が高く、一般的な住宅には不向きであると言われています。
以上のことと塗装の工事費を踏まえて、最適な塗料を選びましょう。