2016/11/08

シーラーとフィラー

シーラーとフィラーは、いずれも下塗り材の一種ということもあって混同しやすいのですが、その役割は明確に異なります。
まず、シーラーは、「接着する」という意味の通り、素材と上塗りの密着力を強化させ、塗料の強度を高めるという役割を果たします。
また、上塗りと下塗りの塗料が混じらないようにしたり、素材が塗料を吸い込むのを防いだりするのもシーラーの働きであり、そのために、シーラーの使用は、下塗りの中でも特に重要な作業となっています。

 

一方、フィラーは、「埋める」という意味を持ち、下地の段差や穴、亀裂を埋めて面調整を行う役割を果たします。
下地にこのようなダメージを残したまま塗装を進めると、塗装にムラができるだけでなく、その箇所から塗装が剥がれ落ちやすくなるため、フィラーの使用は、塗装の耐久性を高めるために重要な作業となるのです。

 

とは言え、シーラーとフィラーは、役割の違いこそあるものの、塗装の耐久性を高め、きれいな仕上げにするためには欠かせない存在であることは共通しています。
また、今日では、シーラーとフィラーの機能を併せ持つ微弾性フィラーも登場しており、これらが統合されつつあることも事実です。

 

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